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ライブの感想を綴るブログ

ビレッジマンズストア ビレッジマンズストア御礼参り「聖地巡礼行脚」~泥酔ワンマン!~ 2019年7月27日

  まだ私が専門学生だった頃に授業で書いたビレッジマンズストアのライブレポートを今更ながら投稿する。多分、テーマが「夏の思い出」的な感じだったはず。先生がこのレポートを気に入ってくれて、下級生にも授業で見せたら好評だったと教えてもらった。同級生からも面白がって貰えた。だが、正直今まで書いたレポートの中で1番ライブの内容が書かれていない。そんなレポート。

 

 

 

 

 

  泥酔ワンマンライブ。名のとおり、メンバーが泥酔した状態でライブをする。だいぶアホな企画だ。7月下旬に行われたこのライブを主催したのは、焦燥と劣等感をもって焦燥と劣等感をぶち壊す、名古屋が生んだロックンロール暴れ馬“ビレッジマンズストア”だ。彼らは今年で結成15周年。それを祝って「聖地巡礼行脚」(15周年企画ツアー)を開催した。泥酔ライブ以外にはTwitterで曲を投票してもらい上位の曲を披露する“セトリ投票ワンマン”や撮影可能のライブ、ハロウィンに伴い仮装しなければライブハウスに入れなくメンバーも仮装をするという“ハロウィン仮装ライブ”など様々なライブを今後予定している。

 そんな彼らが決行した泥酔ワンマン。“振る舞い酒”というメンバーが用意した酒を小さいカップに注いでもらえるのだが、私はその時点でそこそこ酔っていた。3杯飲んだといってもされどサングリアや梅酒だ。なんであんなに酔ったのだろうか。いつもはあのくらいの量じゃ酔わないはずなのに。未だに謎だが、その場の雰囲気に飲まれたのだろう。そしてメンバーも控室でライブが始まる前から酒を飲んでいた。その状況をツイキャスで放送していた。飲んでいないだろうと疑われないために。もうこの時点で割とやばく、呂律の回っていないメンバーもいた。

 ライブが始まる数分前、なんとメンバーがフロアに酒を持って出てきた。メンバーから酒をもらおうと周りにオーディエンスが群がる。お茶を持っているメンバーもおり、酔っているわりに良心的だなと思った。たぶんマネージャーに持たされただけだが。

 SEが流れメンバーが登場する。酔いに酔ったメンバー。顔も衣装も赤い。全身同じ色じゃないかと心の中でツッコミを静かに入れた。そしていつも以上に大きいオーディエンスの野太い声。ここにいる誰しもが酔っているのが丸わかりだ。初めはやはり乾杯から入る。「カップに酒入ってないやつどこだ!!」と言いながら日本酒の瓶を掲げるのはボーカルの水野ギイ。アルバイト先にごく稀に現れる酔っ払いだと思った。全員に酒およびお茶が回ったところで水野が「かんぱーい!!」と元気よく言い放った。

 ライブはというとレポートがしっかり書けるほどには覚えていない。ただいつもよりも演出が過激だったということ(通常のライブでも他のアーティストより過激だと定評はある。)、乾杯する前の時点で用意していた振る舞い酒が全てなくなり「名古屋飲み過ぎ!」とMC中に怒られたこと。乾杯する前に振る舞った酒はメンバー自身が飲もうとしていた酒だったこと。ライブの終盤はメンバーもオーディエンスもアルコールが抜けてしまい、普通のライブとあまり変わらなかったこと。MC中にカップに入っていた酒がかかっていないかと心配され、私と他の数人がボーカルにタオルで頭を拭かれたこと。序盤に上手側のギターが缶ビールの一気飲みをさせられ、次の曲のソロパートの時に吐いたこと。それを目の前で見せられたことはちゃんと覚えている。

 ライブ自体はとても楽しく、いつもとは違う一面を知れたことは良かったが、お酒はほどほどにしようと心から思った。何か失敗を犯す前に。